貴方の愛に捕らわれて
 

結局、大学には行きたくないと訴える私の悲壮感が伝わったのか、高校卒業後は専業主婦ということで、この話は決着した。





そんな一悶着を終えて、私は今、住田先生に連れられて区役所に来ている。



いつも外出は猛さんと一緒か、智也さんか龍二さんの付き添いが常であったのに、何故か区役所には住田先生の運転で二人きりでの外出となった。



慣れていない人と、二人きりでの外出に緊張しまくる私に、道すがら住田先生は猛さん達がついてこれない理由を聞かせてくれた。



何でも猛さん達の誰かが一緒だと、未成年の私が後々無理やり入籍させられたのでは、といった言い掛かりを付けられる可能性があるため、今回は同行しなかったらしい。



けど、少し離れた所に護衛がついてきてるから心配はいらないよ。そう言って笑う住田先生にビックリして周りをキョロキョロと見回したけど、私には全然分からなかった。



 
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