貴方の愛に捕らわれて

組のヤツらを動かそうか。



そう思い始めていた矢先の報告に、会いたい気持ちが押さえられない。




「見つけても接触はするな」そう言いつけたくせに、なぜ香織を連れて来なかったのかと、智也を怒鳴りつけた。




「明日、香織を迎えに行く」



「組長がですか!?


東山なら焔虎の晃がいます。アイツに連れて来させますが」




焔虎は、俺の組が面倒を見ている暴走族だ。



総長の晃を使えば、香織を連れてくる事など簡単だろう。



だが、龍二に怯えた香織の姿を思い出すと、そんな気にはなれない。




それに、一刻も早く香織の顔が見たい。


 

< 44 / 507 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop