貴方の愛に捕らわれて
俺の言葉に驚愕する龍二。
「ヤクザだって知らない?
有り得ねぇ……」
「俺も有り得ねぇって思ったけど、マジで気付いてなかったんだよ。
権力や金目当て意外で俺に近寄る女なんて初めてだ。
アイツといると、ココんとこがじんわりと暖かくなるんだ」
俺はココと言いながら、拳でトントンと2回胸を叩く。
龍二は目をむいたまま、黙って俺の話しを聞いていた。
「初めて欲しいと思った女なんだ。
年が離れてるし、住む世界も違う。
だから、アイツが俺の事を好きにならなくてもかまわねぇ。
ただ、そばに居てくれるだけでいい。
俺の心の空洞が、あの温もりを渇望して止まねぇんだ……」