記憶の桜 -花空残夢-


数日後。




私は廊下の掃除をしていた。




「よう、涼」




ふと、かけられた声に顔を上げると、洋装をした男の人が立っていた。




「どなたですか?」




すると、男の人は私の反応が面白かったのか、爆笑し始めた。




何か、この顔の雰囲気…。




誰かに似てる…。






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