彼の瞳に捕まりました!
「やっ!」
目を見開き、社長の顔を見つめる。
そんな私に社長は先程までの柔らかな表情で、
「菜穂を一生大切にするから」
と笑みを見せた。
するりと背中に腕が周り、ブラジャーのホックが外される。
締め付け感がなくなったそれは、胸の上に頼りなく被さるだけで、そんなブラジャーを社長は押し上げたかと思うと、胸の先端に唇を落とした。
わざとらしく音をたてながら、甘噛みされなぶられる。
ジンジンくる刺激に、足元がだらし無くなった。
それを見越したかのように、社長の手の平が太ももを滑るように往復する。
少しずつ、少しずつ侵入する手の平に足に力を入れ直す私。
そんな私を馬鹿にするかのように、胸をぐっと揉み上げられた。
「ひゃあっんっ」
痛みに足の力が抜ける、それを社長は見逃さなかった。
するりと股の間に入り込んだ指先ですうっと撫で上げられた。
その瞬間。
体中に電流が走ったかのように小刻みに震え、自分の声とは思えない位の甘い声が漏れた。
社長にされるままの自分に嫌気がさす。
好きでもない人に抱かれる事に嫌悪感が募る。
けれど、きちんと脱がされずに手首でまとまったままのブラウスがまるで手錠のように手の自由を奪う。
跳ね退けたいのに、それすら出来ない状況に、
ただただ、
「やぁっ!止めてっ止めて!」
と声を上げるしかなかった。