彼の瞳に捕まりました!
高瀬は、はぁっと大きなため息を吐き出すと、立ち上がり私の腕を掴んだ。
そのまま私を立ち上がらせ、窓の前に置かれたソファーへ移動した。
「ゆ、きなり?」
「なんで、行かないでって言うんだ?」
私をソファーに座らせ、その上に跨がるように膝だちでソファーに乗った、行成が真剣な声で聞いた。
「なんで、って……」
ソファーの背もたれに手をつき、顔をゆっくり近づけながら、再度問いかける。
「どうして、行って欲しくないんだよ?」
「す、好きだから……だよ」
「誰が、誰を?」
絶対にわかってるくせに。
行成は意地悪な笑みを浮かべて問いかける。
「私が、行成を……だよ」
視線を外すように俯く。
「へぇ、しらなかったな」
クスクス笑いながら行成は言うと、頭に唇を押し付けた。