彼の瞳に捕まりました!


「なんで?なんで?高瀬がいるの?」

私の言葉に、高瀬は表情を変えることなく、

「さあ?」

と、首をすくめた。

「さあ?って……ふざけてないでよ。知ってるんでしょ」

「あー本当、いちいち面倒くせえ奴だな」

冷たい言葉を発しながら、高瀬は私の肩を掴む。

「えっ……きゃっ」

身体が一瞬だけ、宙を浮いた。
そんな気がして、思わず目を閉じる。
次の瞬間、背中には先程までの柔らかな感触。

そして、唇には、

乱暴な熱さがあった。

「――っ、んーっ」

思わぬ事に、閉じた瞳を見開く。
目の前には、高瀬の伏せた瞳。

ヤケに色っぽい、その瞳に心臓がドクッと音を立てた。

薄く開かれる、瞳。

目を開けたまま、閉じる事の出来なくなった私をゆっくりと捕らえる。
そして、意地悪に微笑んだ。

「ずいぶん、余裕なんだな?」

「………っ、はっ、……んんぅ」

返事をしたくてもさせてくれない。
重なる唇は、深さをまし
咥内で、彼の舌がまるで意思があるかのように動きまわった。


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