ヴァンパイアヒューマン−桜−


光るモヤの中をくぐり抜けると…その先は緑の自然に溢れ、鳥達が空を飛び回り、四季よりどりの色とりどりの花たちが咲き乱れていた。


そして花たちが作り出す一本の道があり、その先にはまばゆい光で溢れるお城が建っていた。


『こ、ここは一体…』


ハートとラッセルは花たちが作り出す道を歩き、お城へと恐る恐る近づいた。


すると、背に羽を持つ小さな小人が2人に近づいてきた。


『あなたたちヒューマンね。ヒューマンがここに来るなんて何年ぶりかしら?』


背に羽を持つ小さな小人は頭を傾げた。


『あなたたちは一体…?ここはどこなの?』


ハートは戸惑いを浮かべながら尋ねた。



< 195 / 574 >

この作品をシェア

pagetop