ヴァンパイアヒューマン−桜−
『何っ!!!!グラバドールの王女ミーナだと!?』
バゼルは驚きを見せた。
『えっ?』
バゼルのあまりの驚きにミーナは少し戸惑った。
『確か俺は15年ほど前に貴様を切り捨てたハズ…まさか一命をとりとめ生きていたとはな…』
バゼルはそう言って、ミーナをじっと見つめた。
『な、何を言ってるの…?』
ミーナはバゼルの言ってる意味が理解出来なかった。
『そうか…あのヴァンパイアが助けたんだな、きっと…』
バゼルは自分で納得した。
『と、とにかく…お願いだからこの国から出ていって!!』
ミーナはそう言ってバゼルに頼んだ。