ヴァンパイアヒューマン−桜−


最終決戦に向けて3人は颯爽と崖を滑り降りた。


黒い闇に包まれる世界に、一筋の希望の光を求めて。


滑り降りる3人に向かって、ゾンビたちは戦闘モードに入った。


『聖水がない今、このゾンビたちはもうヒューマンに戻れないかも知れない…。だけど、ヴィルグロース次第で戻れる可能性もあるハズ…』


ミーナは崖を滑り降りながら、谷底に溢れるゾンビを見つめた。


『可能性がある以上、あやめたりはしません。大丈夫です』


ジャックは笑顔で告げた。


そして3人は谷底へと降り立った。


『はぁぁぁ!!』


ジャックは気合いを入れ、無数に溢れるゾンビたちに向かって行った。



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