ヴァンパイアヒューマン−桜−


すると、クロードがそんな二人をじっと見つめた。


『クロード?』


ジャックはそんなクロードを気にかけた。


『ここは俺がどうにかする…二人は黒闇の城へ…』


クロードはそう言って、向かってくるゾンビたちを見つめた。


『何言ってるんだクロード!!三人でも厳しいのに、この数を一人でなんて無理だ!!』


ジャックがそう言うと、クロードは優しく笑みを浮かべた。


『大丈夫…。俺たちはヴィルグロースに会いに来たんだ…こんな所で3人ともくたばってしまったら意味がない…。だから2人はヴィルグロースの所へ…』


クロードは覚悟を決めていた。



< 478 / 574 >

この作品をシェア

pagetop