ラブハンター☆
「それ本当に信じるよ?」
「うん。それよりどこ行きたい?行きたいとこ連れてくよ。あ、まだ具合悪いか?」
「ん、大丈夫。じゃショッピング行こ」
「了~解」
元気が言うんだから間違いないだろう。今のとこ取りあえずフリーみたいだ。でも油断はできない。あの人も果敢にアプローチしている。
「お待たせ。行こう」
「うん♪ママ行って来ます!」
リビングでママが淹れてくれたコーヒーを飲みながら待ってると、用意を済ませた元気が入って来た。黒いシャツにシルバーのバックルが付いたベルト、細い縞が入った黒のパンツ。髪の毛もフワッとセットしていつもの香水の香り。大人の男って感じ。ここの家、三兄弟とパパは同じ香水を使っている(ママ曰く、家の中で香りが混ざるのがイヤだから)黒の平たい丸のボトルが洗面所に置いてある。トップの香りは皆一緒だけど、ミドル→ラストに変わると桜は目隠しをしてても必ず誰が誰だか区別がつく。もちろん特に元気の香りが好き。
「ねぇ桜」
「なぁに?」
車を発進させながらチラッと桜を見て元気は溜め息をつく。
「露出しすぎ。胸元もそんなに開けて。また襲われるぞ?」
この間の事を思い出す。ゾッと寒気がして鳥肌が立った。
「普通におめかししてんだけどな」
「いや、普通以上に出し過ぎだ」
-そりゃあ腕も谷間もヘソも足も出してるさ。元兄ィの為にね。元兄ィ、こんなに努力しても桜に興味湧かないんだ…-
「ねぇ元兄ィ……」
「ん~?」
「やっぱおっぱいおっきい人が好き?」
「わっ!」
元気は急ブレーキを踏んだ。信号が赤だ。
「なんだ急に…」
「昨日のあの人……おっぱいおっきくて大人で色気あって元兄ィもあんな人が好きなの?」
「なんだ桜。さっきから安西によく絡むなぁ」
「はぐらかさないでよっ」
元気は進行方向を真っ直ぐ見ながらタバコに火をつける。
「まぁ……あれだ。あってもいいし、無くてもいい」
「何それ……」
「そこが好きで付き合う訳じゃないって事!ようは一緒にいてどうなのかだろ」
「性格ってこと?」
「まぁそうだろうな」
「じゃあ……桜のことは?」
「………好きだよ?可愛い」
-どういう意味!?可愛いってやっぱ妹的な?-
「うん。それよりどこ行きたい?行きたいとこ連れてくよ。あ、まだ具合悪いか?」
「ん、大丈夫。じゃショッピング行こ」
「了~解」
元気が言うんだから間違いないだろう。今のとこ取りあえずフリーみたいだ。でも油断はできない。あの人も果敢にアプローチしている。
「お待たせ。行こう」
「うん♪ママ行って来ます!」
リビングでママが淹れてくれたコーヒーを飲みながら待ってると、用意を済ませた元気が入って来た。黒いシャツにシルバーのバックルが付いたベルト、細い縞が入った黒のパンツ。髪の毛もフワッとセットしていつもの香水の香り。大人の男って感じ。ここの家、三兄弟とパパは同じ香水を使っている(ママ曰く、家の中で香りが混ざるのがイヤだから)黒の平たい丸のボトルが洗面所に置いてある。トップの香りは皆一緒だけど、ミドル→ラストに変わると桜は目隠しをしてても必ず誰が誰だか区別がつく。もちろん特に元気の香りが好き。
「ねぇ桜」
「なぁに?」
車を発進させながらチラッと桜を見て元気は溜め息をつく。
「露出しすぎ。胸元もそんなに開けて。また襲われるぞ?」
この間の事を思い出す。ゾッと寒気がして鳥肌が立った。
「普通におめかししてんだけどな」
「いや、普通以上に出し過ぎだ」
-そりゃあ腕も谷間もヘソも足も出してるさ。元兄ィの為にね。元兄ィ、こんなに努力しても桜に興味湧かないんだ…-
「ねぇ元兄ィ……」
「ん~?」
「やっぱおっぱいおっきい人が好き?」
「わっ!」
元気は急ブレーキを踏んだ。信号が赤だ。
「なんだ急に…」
「昨日のあの人……おっぱいおっきくて大人で色気あって元兄ィもあんな人が好きなの?」
「なんだ桜。さっきから安西によく絡むなぁ」
「はぐらかさないでよっ」
元気は進行方向を真っ直ぐ見ながらタバコに火をつける。
「まぁ……あれだ。あってもいいし、無くてもいい」
「何それ……」
「そこが好きで付き合う訳じゃないって事!ようは一緒にいてどうなのかだろ」
「性格ってこと?」
「まぁそうだろうな」
「じゃあ……桜のことは?」
「………好きだよ?可愛い」
-どういう意味!?可愛いってやっぱ妹的な?-