私はあいつなんか好きになるワケがない。


「まぁ、いいや。そのうち気づくでしょ」


「え、めっちゃ気になるんですけどっ!!」



華菜は笑いながらお金を自販機に入れた



「颯斗っ」


後ろからさっきの女の子の声が聞こえたからつい振り返ってしまった


「なに?」


「話が...あるんだけど」


その子はかわいく手をセーターの袖で隠してもじもじしていた


...コクるんだな



って私には関係ないけど。


「ちょっと、こっち来て」


「う、うん...」


今、一瞬白石と目が合った


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