それでも a live
衣装
娘が妊娠4ヶ月の頃、
「写真だけ撮りたい。披露宴は
余り行きたくない。
着たい着物があるんじゃ~。」
元々学校に行きながらバイトをしていた
娘のバイト先の先生が花嫁さんの
着付け、メイクと東京や色々なスタジオに
入る先生だった為私は相談に行った。
「のんちゃんが、前リボンで着物を
着たいみたいなんだけど先生
少し値段を負けて下さい。」
交渉のすえ白のうちかけ赤の着物、
白いウエディングドレス、
ピンクのウエディングドレスと、
旦那のタキシード、着物、
そのセットで27万円。
「そのドレスは勿論披露宴には
貸してあげるしメイクもしてあげる。
だから神社でロケをさせて欲しい。」
それはネットで流す事を条件に…
私にしては変わった気させ方をさせて貰い
オマケにネット配信。
文句のつけどころがなかった。
相手のご両親にその事を話して貰った。
「高すぎる。」
即答だった。
「けんちゃん(のんちゃんの旦那)は、
昔福岡で居酒屋の店長をしていて従業員の
給料を全部パチンコに使いこんだんよ~。
で、福岡まで迎えに行った事もあるんよ。
だからけんちゃんには沢山お金使ってるから、
一着で写真も一枚でいんじゃないん…?」
何が…?
私には全く関係ないしそれだけの衣装で
27万円で着付け、メイク、セット
をしてくれるところは、ないから…ババ~‼
そんな事を思いながらも、何回も足を運んだ。
結果最終的には
「うん。」
と言わせたが、披露宴をするのが条件だった。
仕方ない。
のんちゃんの条件をのんでくれるなら…
我慢する事にした。
それから1ヶ月もかからない日に
前撮り撮影をした。
のんちゃんもう少しで妊娠5ヶ月に
なるところだった。
ロケも撮影も大変満足な結果で
私ものんちゃんも万々歳。
しかし、相手のご両親は仕事だか何だか
よくわからないが撮影にはこなかった。
撮影終了‼


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