大人恋愛部
「…?」


友見と2人で顔を上げると
先ほど目があった男性が
立っている


「はい?」


「あ、あの
良ったらご一緒させていただけませんか?」
 

若い外見の予想に反して返ってきたのは
丁寧な言葉と低姿勢


思わず友見に目配せすると
友見は小さく頷く

それを確認して
営業で身につけたスマイルを

男性に向ける

「はい。
是非…。」



そして

男性の側のテーブルに移動した
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