Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~



朝5時半に起きて、ご飯を食べ、家に戻り会社へ

慌ただしく一日が始まった。

やっぱり今日も忙しい。

当然、残業だ。


BuBuBu

あ、携帯…兄貴から

「はい」

「もう帰ってるのか?」

「まだ、会社。もうすぐ帰るけど」

此処には私しかいないけど声を潜めて話す。

「あ、悪い」

「ううん、大丈夫だよ」

「体、大丈夫なのか?」

「あっ、うん。ごめんね。もうなんともないよ。やっぱりマリッジブルーってやつみたいだった」

ほんとのことはさすがに言えないよね。

「それならよかった。あ、お前明日帰るんだよな?」

「うん。5時に帰っていいって」

「じゃあ迎えに行くわ」

「えっ?お兄ちゃん、病院は?」

「今、夜勤だから明日朝帰って寝る。で、夕方お前を拾って帰ればちょうどいいだろ」

「あ、助かる。ありがとう」

早く家に帰れる。

「マンションに迎えに行ったらいいのか?」

「あ、じゃあ会社に来てくれる?そのつもりだったし…」

「うん、分かった。じゃあ5時過ぎに行く。着いたら電話する」

「ありがとう。じゃあ明日ね」

電話を切ると




< 351 / 452 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop