Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~



「は、はい。水族館が近かったし、学割があったから」

「ふ~ん」

な、なに?

そ、そんな大昔のデートのことで機嫌悪くなられても。

わ、私だって

「き、恭介さんだって、水族館には行かれなかったかも知れないけど」

「知れないけど…なんだ?」

「サ、サーフィン行かれた時に…お、女の人と一緒に行かれたんでしょう?」

「……」

「あっ、ご、ごめんなさい」

よけいなこと言っちゃった。

「謝ることないし。学生時代には大勢で行ってたから、女もいたな。後は」

「……」

女の人と二人だけとか。

「大人になるとな、俺が付き合ってた女は日焼けがいやだからとか、俺がサーフィンに夢中でほったらかしにするとかごちゃごちゃ言ってついて来なかったな」

「は、はぁ」

そんなもんなの?

「ま、海外行くつったら行きたいとか調子いいのはいたけどな」

「……」

海外… 一緒に行ったんだろうか?




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