Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
「クククク…」
「……」
私の左手を取って、結婚指輪を触り
「妬くな」
「妬いてません」
「フッ そんな女、連れて行ったことはない」
「……」
「信じてないな?」
「し、信じてます。恭介さんは嘘つかないから」
「……」
私の結婚指輪に口づけを…
「水族館止めて帰ろうか?」
「えっ、なんでですか?なにか都合悪いですか?」
具合でも悪くなったのかしら。
社長は、ニヤニヤ笑い
「部屋に戻って…」
信号待ちで
「愛し合う」
耳元で囁かれた。
「き、き、恭介さん」
な、なにを言い出すんですか?
「クククク…お前、真っ赤」
自分でも分かってます。
顔が熱いもん。
「き、恭介さん、信号青になりました。早く行きましょう」
「ハハハ…」
車を発進させて
「恭介さん、笑わないで下さい」
「はいはい」
「へ、返事は一回です」
「はい」
まだ、笑ってるし。