華麗なる偽装結婚


「………いい…女だね。

兄さんが羨ましいよ。
俺もあんな人に側にいてもらいたいな」


陸がニヤリと笑いながら言う。

「………。
お前にもそのうち現れるさ」

「…そうだな。
でも……彼女みたいな女はなかなかいないな」


…………。

こいつ。
何が言いたいんだ。

俺は怪訝な顔で陸を見た。

「兄さん、あんまり油断してると俺がいただいちゃうぜ?」


「………!

だから……彼女についての冗談は、
通用しないと言っただろうが」


「………本気だよ。
……あの子が……気に入った」






< 123 / 252 >

この作品をシェア

pagetop