あのキスの真意は
「ゆ、許してくれるよね?」
駄目もとだけど。
もしかしたらという可能性を信じて、花森くんの口が開かれるのを待った。
「俺はそんな優しい奴じゃない。
ヤられたら、ヤリかえすのが筋だろ?」
ちょっ、どこぞのヤンキーですか。
容姿から見てヤンキーじゃないけど、
背中に龍でも掘ってあるんじゃないかという位の迫力
「漏らしてもいいなら…」
「女が漏らすとか言うなよ。
広瀬のこと、ますます嫌いになる。」
「嫌いとか言うけど、じゃあ何で昨日あたしにキスしたのよ。」
つい、口走った昨日の出来事
本当は今日その話をしたかったんだけど、
話は逸れてしまって、
それがこんな不本意なカタチとなって出て来るとは…
「…キス?」
「そ、そうだよ!
昨日…放課後あたしが教室で寝ちゃってた時
キス、したでしょ?」
これで万が一違ったら相当恥ずかしい
でも、何故か絶対的な確信があった。
