あのキスの真意は
「あ、あは…手が勝手に動い「ちょっと着いて来いよ。」
絶対零度の瞳を向けられ、
有無を言わさず腕を掴まれて歩き出したあたし達。
え、ど、何処に向かってるのよ!!!
行き先なんて勿論教えてもらえるはずなく、
ずんずんと廊下ん突き進んで行く。
あ、掴まれた手首が鬱血してきた…
血止まりそうなんだけど!!!!
恐怖半分、悔しさ半分
花森くんの歩幅が大きい為、
あたしは自然に小走りの形になる。
そして、放り入れられるようにして
入った先は…
「数学準備室?」
「ここなら誰も邪魔に来ない。
というか、痛いんだけど。」
「その件については後日間を明けるっていうのは…
ありませんよねー。ごめんなさい!
いや、つい出来心で!
頭にカァって血が昇っちゃって
気づいたらパンッて感じでね?
ワザとじゃないんだよ?」
「ワザとだったら、あの場で犯すぞ。」
「そんな殺生なこと…」
「しない。おまえなんか相手に。」
花森くんキャラちょっと違わない?
いや、いつもクールだけど、今はそれに増して鬼畜すぎるっていうか…