俺様王子は運命の人。


「ちょっと!!ヒロ?」

「まゆ・・・」

ヒロはヒロじゃないみたいだった。



「いやぁぁあああ!!!」

大声を上げるとドアが開いて電気がついた。

ドアの所には織乃と涼介、あたしの上にはヒロ。


「ちょっとヒロ!!あんた何やってんの!?」

「あ?・・・なんだよ!!」

ヒロはいつもと違って織乃に本気で食いつく。

顔も赤いし、目も鋭い。


「ヒロ・・・あんたどうしたの?」

「・・・わかんね。」


ヒロはいきなり倒れた__。




「ヒロ!?ヒロ!!」


あたしが声をかけても目を覚まさない。








「ん?俺・・・」
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