君のための嘘
「そ、そんな――ゴホ……思ってない――ゴホッ!」


「大丈夫かい?」


ひとしきり、気管支に入ったコーヒーを出すように咳をしてやっと落ち着いてきた。


ラルフは咳が治まるまで、見守ってくれている。


お水まで持って来てくれた。


「どう?良くなった?」


「は……い」


動揺してしまって恥ずかしい。


「……私、そんなの気にしていなかった」


「身体の関係はなしにしよう そして、お互いを愛さない 2年経てば君は僕から離れていくのだから」


ラルフの提案に戸惑う。



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