君のための嘘
ラルフが使っていた寝具は深い海のようなダークブルーだった。


買ってきた寝具を付け替えてみると、部屋が明るくなった気がする。


そう思っている所へラルフが平たい箱を持ってきた。


「それはなあに?」


「これはね?この部屋を新婚らしくするものだよ」


そう言いながらラルフは結ばれた紐をカッターで切っている。


新婚らしくするもの……?


夏帆は眺めていると、ラルフは箱を開けた。


出てきたのは、1メートル四方はありそうなパネルだった。


「あ……」


リリさんの所で撮ってもらったウェディングの……。


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