君のための嘘
「私達は夫婦だよね? 営みって?」


「そうだった……夏帆ちゃんには聞きなれない言葉だったね」


ラルフはノートパソコンを閉じると、ポカンとしている夏帆に近づくと腕の中に引き寄せた。


腰をすくうように抱きしめられて、夏帆の胸がトクンと高鳴る。


なんとなくラルフのさっきからの発言から、言う事が分かる気がするけれど……。


「教えて、夫婦の営みって?」


ラルフは目尻に皺を寄せて、クスッと笑う。


「本当に君は可愛いね」


「どうして笑うの?」


「可愛いから」


夏帆の鼻の上にラルフはちょこんとキスを落とす。


そして男らしく長い指が夏帆のパジャマのボタンにかかる。


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