君への愛をこめて
chapter 3

ドライブにて

「ねー、ひろくん運転疲れたー?」


さっきまで君が運転していたし

ファミレスからでて、まだ10分くらいしかたっていない
疲れるわけがない


けど知っている

いつものパターンだから


だから

おれは言った

「うんまぁすこしねー」

「じゃあさー、ちょっとどっかで休もっか〜」

ホテルに入るため
ふたり体を重ねるため


その遠回しの言い訳


おれは言った
「うんそうだな…、休もか〜」
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