君の、瞳に。【短編】





世界が色をなくす…?


「……」

「難しい?」

「…うん。だって、真っ白になっちゃうなんて想像つかないもん」



世界が真っ白になったら。


そうなった世界は、どんなものになるだろうか。



そうなった時、あたしはどうするのだろうか。




「…じゃあさ、もし例えば世界が明日滅亡するとして…」

「うわ、やだっ」

「っあは。“例えば”だって。

でさ、そしたらかえは最後に何を見て滅亡したいと思う?」





──世界が滅亡した時。


最後に見たいもの─…



「……っ」


…あれ?



かぁぁっと顔が赤くなる。


え。何で?

あれ…何で、何で…っ?


どうして…



「かえ?」




──あっくんの顔が思い浮かぶんだろうか。





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