【十の瞳】
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十二愛は考えていた。
この事件はどう収束するのか。
実は彼女の中で、半ば推理は固まっていた。
だが、それが正しいか、確証が無かった。
それにどうせ、自分は素人だ。
しかも、団体で遭難しているうちの一人にすぎない。
このまま救助を待って、警察が介入すれば、犯人には適切な裁きが下されるだろう。
自分がしなくても……。
たとえその『推理』だけが、自分の唯一の取り柄だとしても。
十二愛は、過去の忌まわしい記憶と対峙していた。