【十の瞳】

 

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しばらく眠ってしまったようだった。


「お互いを監視し合う」なんて言ったものの、早速それを軽く破ってしまったのでは、


と不安が過ったが、彼女に関してはそんな心配はいらないだろう。


深呼吸をしてからコロは首を捻り、骨を鳴らした。


長時間、椅子でじっとしていたので、体の筋が変に凝ってしまったような気がした。
 

ふとベッドに目をやると、十二愛が空咳をしてから、すっと目を開けた。


「おはよう」


「……けほっ……いま、何時かな」


 
壁の時計を見る。



「八時を回ったところだよ」


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