愛しき人
朝になり、私は初めて4人分におご飯の支度をした・・・・


眠そうな目をして初めに起きてきたのは俊哉だった・・・

「みさきおはよう・・・」

『俊哉、おはよう。シャワー浴びておいでよ。今日は4人いるしね・・』

「げっ。本当にこいつらととまったんか・・・」

『ふふふ・・・』

「かわいい顔しないの。そんな顔そうしにはみせちゃだめだよ。それはオレだけのものだからね・・・」

『うん。ふふふ。分ってる・・・』

「お二人とも仲がよろしいようで、秋なのに朝から暑いね・・・・」

『やだ、もうー。朝ごはん作ったから、食べよう。あと、みなみは私の服着て出社出来るでしょ。でも男二人はそのままではまずいから、このスーツを着てください。趣味はあるかもしれないけど・・・・』


そこには真新しいスーツのセットが2着用意されていた・・・・

「みさき?これどうしたの?」

『昨日って言うか今朝がたお兄ちゃんんに頼んで、用意してもらった』

「悪いことしたな。お兄さんに・・・・今度連絡しておく」

『いいよ。そんなの。サイズがどうかな??』

「なに?みさきちゃんのおにいさんって洋服屋さん??」

『やだ。違いますよ。』

「みさきの兄きは弁護士だよ。」

「うぇー。お堅そう・・・ってか美咲ちゃんのお兄さんってお金持ち??」

『何で??』

「だって、このスーツいくらくらいすると思うの??」

『知らない。でも安いんじゃないの?』

「みさきちゃん、これブランドだよ。少なくて1着60万はするよ。」

『へぇ―。そんなにするんだ。知らなかった。持っきてもらった時、安物ですまんって言ってたから、』

「みさきちゃんのお兄さんの金銭感覚が変なのか?謙遜しているだけかだね。」

『微妙に、両方かも・・・・』

「おもしれーなー。」

「じゃっ。みんなでご飯食べてから、仲良出社しますか・・・・今日も一日頑張りましょう!!」



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