愛しき人

「まあ、すでに、今日美咲ちゃんには助けてもらったけどな・・・」

「そうだ、今日何が会ったんだよ。美咲の奴、一番忙しいってわかっているのに定時で上がらせてくれって言うし。理由を聞いたら、友達に会うからって・・・・」

「ちょっと、みなみとけんかしちまってさ。オレが、社内では付き合っていることを隠すって言ったら。あいつのためなんだけどな。本当は・・・」

「そうだろうな。お局こえーからな・・・」

「だろ。でもわかんないみたいで、怒りだしやがった。だから、みなみの友達になら会ってもいいよっていったんだ」

「そうか・・・それで落ち着いたのか?」

「まあな。サンキュ。」

「なら良いけど。。」

「でも、美咲ちゃんは本当に俊哉が好きなんだな・・・・」

「なんだ、それ??」

「今日だって、オレと仲直りできたってわかったら、会社に帰るって言いだしたし・・・・きっと忙しい時期ってわかっていても友達大切にしたいって考えてくれたんだろう。でも仕事=お前が大切だから戻ったんだろうよ。」

「まあな」

「いまの俊哉は不気味なくらい普通の男だな・・・」

「なんだよ、不気味って・・・」

「いい顔してるよ。好きな女がいて満たされている顔ってやつかな・・・」

「それはお互いさまだろ・・・」

「「まあな」」

お互い、顔を会わせ、笑っていた。。。。。


「ところで、女二人であいつらなにしてんだ・・・」

「「女二人で悪口か・・・・」」
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