愛しき人
課長とのランチを終えて、また、仕事へと向かった・・・・


『エリ先輩、出来ました・・・・』

「うそっ。もうできたの、あの膨大量だったのに・・・」

『確認してください。漏れがあったら大変ですから・・・』

「わかったわ。ありがとう」

『いいえ。どういたしまして・・・私、この後、通常業務に戻るので、何かあったら連絡ください。』

「分ったわ・・・」



定時になった・・・

「美咲ちゃん、さっきの資料完璧だわ。課長・部長もOkもらえたし。」

『ほんとですか?良かった~。エリ先輩のお役にたてて良かったです』

「ほんと、美咲ちゃんはかわいいこと言ってくれちゃうね。私が男の子だったら、勘違いしちゃいそう・・・」

『勘違いって??』

「もしかして、美咲ちゃんって僕のこと好きなの?みたいな・・・」

『・・・・・』

「反応、本当にかわいいね・・」

『えりせんぱーい。恥ずかしいです・・』

「みさきちゃんって彼氏いないの??」

『いませんよ。少し前に振られたから・・・』

「そう。その元彼きっと後悔するわね。。。」

『何で?そう思うんですか?』

「だって。みさきちゃんみたいにかわいい出来のいい子いないもの・・」

『もう。せんぱいったら・・・』

「今日は、私、まだまだ仕事があるから、落ち着いたらごちそうするね」

『やったー。今度、宜しくお願いします。』
< 60 / 149 >

この作品をシェア

pagetop