365日と、2日
10分ほどあるくと、大きなマンションが見えてきた。
いかにも高級マンション
ここは愛菜の家か?
おそるおそるエントランスに入っていく。
ピンポーン、ピンポーン
「はーい」
ん?男の人の声。
落ち着きのある、男性の低い声が
インターホンの響きとともに聞こえる。
「愛菜~!」
名前だけ名乗ると、
エントランスのドアが開いた。
エレベーターに乗り、
3回まであがるとそこでドアが開いた。
角の部屋につくと愛菜がバックからなにかを
取り出した。
「えっ!?」
...合い鍵!?
「あ~鍵鍵♪みんなもってっから^^」
みんなって...
なれたように鍵を開け、ドアをあけると、
柑橘系の香りがする。
なかから一人の男が叫んでる。
「よっす!久しぶり!」
明らかにチャラそうなこの男。