過去の柵

言の葉にとって飛鳥は大切な存在だ。

母親がいない代わりにいつも時間の許す限り傍にいてくれたから。


職務に精を出す姿に言の葉は一人微笑んでいた。


静香「言の葉ちゃん、あの文献どうなった？」

言の葉「そちらでしたらもう出来てますわ。やはりこの怪文書なんですけど可笑しいです。学校七不思議って感じではないですわ………」


言の葉の言葉に静香は悩んでいた。

飛鳥「それ、調べたら実体験を書いてる人いるんだわ。」

言の葉「どなたですの？」

飛鳥「長谷川葵さんなんだよ……。」

言の葉「え？おばさまが？」

飛鳥「これを見てくれたら多分わかるかな。」



そう言って驚く言の葉を新橋するかのように当時のことを書かれたサイトを見せようとした。


パンッ！！！

静香「そんなの見せて何になるのよ！！！言の葉ちゃん震えてるじゃない！！！」


そう言って言の葉を抱きしめると静香はパソコンから言の葉を引き離した。