3つのナイトメアー


知らないんでしょう?」


「もちろん、知らせてないわ。でも勘のいい人だから薄々気づいてるんじゃ


ないかしら。お祖父ちゃんも胃がんで亡くなってるし」


「可南子さんは、何故ここにいないの? こんな時になにしてるのよ~」


「恭子、あなたには黙ってたけど、可南子さんはパパと、もう何か月も前から


別居しててね。病気のパパより仕事の方が大事だって、今日も外を出歩いてる


わ。あんな人にパパを任せておけない。パパの面倒は、ママが最後まできっち


りみます。だから、恭子は冬彦さんとの生活を一番に考えて、春名ちゃんをし


っかりと育ててちょうだい」


「分かった、ママ。私の分までパパをお願いします。又お見舞いにきます」


 恭子はその日、ショックのあまり茫然自失のまま家にだどりついた。夜にな


ってから、父がもうすぐこの世からいなくなるという現実に胸がはりさけそう


になり、一人布団の中
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