シンデレラに玻璃の星冠をⅠ
――芹霞ちゃあああん!!!
一切の力が…光が、温もりが。
櫂の身体から失われたんだ。
「櫂、冗談やめてよ。起きてよ、櫂」
あたしは櫂の頬を思い切り叩いた。
だけど櫂は…微動だにしなかった。
「折角…
折角櫂のこと、好きだと気付いたのに。
寝たふりなんてしないでよ。
櫂…
櫂ッッッッッ!!!!!」
冷える櫂の身体あたしは力一杯抱きしめた。
櫂に口付けた。
そこからは…吐息1つ感じなかった。
ひんやりとした唇からは、ただ現実だけが返されて。
首筋も心臓も…
幾ら触れても、何1つ動くものはなく。
「助けて…」
あたしは声を絞り出した。
「あたしの櫂を…生き返らせてよッッッ!!!!」
だけどそれに呼応する者はなく。
「やだああああああああ!!!」