LIMIT COMPLEX
「……それ、お姉さんのハンカチでしょ。」
薄いピンクのハンカチは、よく見ると地模様に小さなバラの刺繍が入ってて、男物には見えなかったし、そんなに新しいものでもなさそうな感じだし。
つまり、誰かが使ってたってことだ。
「俺さ、こないだ、ねーちゃんに告ったんだよ。」
ヨッシーはそれには答えず、
瞼の上に、ハンカチを巻いた手首を当てたまま呟いた。
「ええっ?!禁断の愛まっしぐらじゃん!!」
「おまえに言われたかねーよ。」
そうでした。
薄いピンクのハンカチは、よく見ると地模様に小さなバラの刺繍が入ってて、男物には見えなかったし、そんなに新しいものでもなさそうな感じだし。
つまり、誰かが使ってたってことだ。
「俺さ、こないだ、ねーちゃんに告ったんだよ。」
ヨッシーはそれには答えず、
瞼の上に、ハンカチを巻いた手首を当てたまま呟いた。
「ええっ?!禁断の愛まっしぐらじゃん!!」
「おまえに言われたかねーよ。」
そうでした。