不良イケメン男子校に入学します。
「なに顔赤くしてんだよ。ほんとお前純粋だな。」
「う、うるさい!!」
ちょっと嫌味な笑顔を浮かべた三浦潤を見て、つい可愛くないことを言ってしまう。
「つかお前もう自分の部屋戻れ。また俺らの部屋行ったら気まずいだろ。渡辺にも戻れって言っとくから。」
「え、あ、うん。ありがとう‥‥。」
いつも無表情だしウザいことばっかり言うけど‥‥やっぱり優しいよ、三浦潤。
あたし‥自分でも気づかないくらい三浦潤のこと好きになってる。
「あ、三浦潤!」
自分の部屋に向かって歩き出そうとした三浦潤を呼び止めた。