一途愛
学校での戦いの日々にも少し慣れてきて
私の周りも少しづつ変わってきたみたい。


目の合う友達が増えて
私が目をそらさないで笑いかけると
笑顔を返してくれるようになった。


今は 美里たちグループだけが敵に思える。

ダイエットには励んでいる。
そう思ったような効果はないけど
いろいろ考えて 夕飯はサラダだけにした。


ウエストがくびれるという
体操もやっている。


ダイエットは…これは大事だと思った。

龍とのキス
それ以上のこと…龍がしたくなったら
そう考えると もうこの体では…と首を激しく振る。

その時がきても
慌てないように・・・・・
そう思うと 切羽詰まったようで慌ててしまう。



いくら柔らかいと甘やかされても


今まで龍はきっと綺麗な子とばかり
付き合っているんだから…
そう思うと 情けなくなる。


友達にも会わせてくれるっていうから


「姫 大丈夫なの?あんまり無理しないでよ。
女の子は少しくらいポッチャリしてる方がいいのよ。」


細いママが言う。

そう言うくせに ママだって一緒に
体操してるじゃない…。


やっぱ細い方がいいんだよ。

やるっきゃないもん~~
龍に……龍といつかもっと…愛し合える日が近づくように…。

キスするたびに エッチになる自分…。
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