彼氏は可愛い年下系
恭哉さんは、あたしの肩に手を置き話し出す。




「だから、追っかけないと!」



「……はい」



「うん。もっと明るい顔しなよー!」



「は、はい」




にっこり笑う恭哉さんを見て、少し笑った。




そして、勢いよく席から立ち、外に出る。




裏ドアを見つけてみる。




多分そこから出てくるよね。




会ったら、なんて言おう。




今日は日比谷先輩に騙されて、…違う。




あたし、合コンって知らなくて、…違う。




まず、そんな理屈言うより……。




謝ろう、きちんと。




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