胸の音‐大好きな人へ‐
春佳が俺と同じ気持ち·考え方をするかどうかなんて分からない。
メールの頻度が減って俺は寂しいけど、春佳までもがそう思ってたとは限らない。
たとえ、同じものを見て同じ食事をしても、お互いに違う感想を持つことの方が多いんだと思う。
これからもずっと。
でも、もう、耐えられない。
春佳のいない世界。
春佳の存在を感じることのできない日常。
本当は、毎日好きな子にかまってなきゃやってられない弱っちい俺が遠距離恋愛に耐えられたのは、春佳がいつも愛情を与えてくれてたからなんだ。
毎日、朝と夜に必ずメールしてくれた。
友達と撮ったプリクラも、その子達と遊んだ話をしながら全種類切り分けてくれた。
初めて話した高2の夏休みからずっと、欠かすことなく笑顔を咲かせてくれてた……。
春佳のそういうとこに甘えてた部分、けっこうあった。
笑顔の中に悲しみをかくして、ひたむきで純粋なヤツなのに、俺自身を守ることで逆に春佳を傷つけてたかもしれない。
このまま春佳に会えない状況から抜け出せずにいたら、そのうち確実に春佳とのつながりは消えてしまう……!!