胸の音‐大好きな人へ‐
もう、頭ん中メチャクチャ。
春佳の言葉を冷静に受け止める余裕がない。
ダセェ。カッコ悪い。
春佳に1番見せたくなかった部分ばかり、次から次へと出てくる……。
今までむやみにかっこつけてたツケが回ってきたのかもな。
「春佳に整形なんて似合わない!
どうして今こうなってんのか、教えてよ!」
キッパリ言い切った。
ツキモノが取れたみたいに、胸は軽くなっていく。
見栄とかプライドに縛られてた本音を、やっと解放できた……。
清々しい気分とは裏腹に、春佳の目つきは穏やかさを失っていた。
「……いまさら何?
今までずっと冷たかったくせに、どうしていきなり優しいこと言うの?
整形して前よりマシな顔になったから?
圭も他の人と同じだよ! 外見で人を判断するんでしょ!?」
「ちょ、春佳……!? 何言って……」
「圭には分からないよ。私の気持ちなんか」