王子様と林檎飴
≪ 彩side ≫




「本当に足大丈夫なの?先生が抱えて行ったからびっくりしちゃった!」





右隣りの席の彼女は平松奈々ちゃん
茶髪にフワフワのボブがとても似合っていて可愛らしい。





「ええ、ありがとう。もう本当に恥ずかしくって泣きそうでしたわ。」






両手で顔を覆って言うと






「可愛いってみんな言ってたよ!あ、私のことは奈々って呼んでね?彩って呼んでもいいかなぁ?」






「ええ。1年間よろしくね、奈々。」





とびきりの笑顔を見せられて
思わずドキッとして笑顔になった
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