星になった君
涙の対面…そして…
颯がいるという病室に行った。


そこには昨日と変わらない颯がいた。




全然昨日と変わらないじゃん。どうして?また目を覚ますんじゃないかと思うぐらい生き生きしているように見えた。



でも…呼びかけても反応を示さないし、体を触ったら冷たかった。


やっぱり死んじゃったんだね。と思った瞬間に涙が止まらなかった。




大好きだった颯。



今、もう私の手には届かないところに行っちゃったんだね。



いつも隣で笑ってた。私のわがままも全部受け止めてくれた。



テニスもうまくて私に教えてくれたっけ?


休みの日は一緒に買い物したり映画見たり。



お互いの家に泊まったりしたこともあったね。



旅行に行った時に買ったキーホルダー、大切にしてるよ?



と心の中で言っていた。
< 9 / 13 >

この作品をシェア

pagetop