ラブラブ☆レッスン
「あのっ…」
「姫埼さんどうしましたか?」
「私を運んでくれたのは、先生ですか?」
あのぬくもりはー…もしかして、
「ええ、僕が運びました。…嫌、でしたか?」
そう言った先生はしゅんと悲しそうにし、
不覚にも犬みたいだと思ってしまった。
「全然!重くなかったですか?本当にありがとうございます。」
「まこ…じゃなくて、寿先生は優しいからね〜」
まこ、と呼ぶさっちゃんに私はやっぱり我慢できなくて、
「先生たちは仲がいいようですけど…付き合ってるんですか?」
私は冗談のつもりだった。
ふざけて聞いてしまった。
言った後にこんなに後悔するとは…
「ひっ、姫崎さん?!そ、そんなこと言う元気があるなら大丈夫ですね!次の授業始まりますよ?!」
「あははっ!まこくん焦りすぎ!」
さっちゃんはおかしそうに寿先生に言った。