ラブラブ☆レッスン


私も急いで席に座ると
おいしそうなオムライスが
きらきら光っていた。


あれ?


ふとオムライスの横を
見ると苺パフェがあった。

私がパフェを見ているのに
気付いたのか
先生が楽しそうに言った。



「あ、そのパフェ、すごく美味しいんですよ。僕のオススメです。だから、姫埼さんに食べてほしくて…。」



「すごく嬉しいです!あ、でも、一緒に食べませんか?先生もお好きなら、2人で食べたほうがおいしく感じます!」



「ありがとうございます。じゃあ、お言葉に甘えて…。」



先生が嬉しそうに
微笑むので、
私は嬉しくなった。


私はスプーンで
一口パフェをすくいあげ
先生に差し出した。



「どうぞ。」



「いただきます。」



その瞬間、
先生が私の差し出した
スプーンにかぶりついた。


つまり、
あーんする形に
なってしまったのだ。


私が赤面したのに
気づいた先生は
不思議そうに首を傾げた。



「どうかしましたか?」



「え、わ、私は、ただスプーンを先生に渡そうとしただけで、その…あーんって…。」




ごにょごにょ言う私に
先生も
さっきのを思い出した
みたいで焦りだした。



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