ラブラブ☆レッスン
「先生とお昼ご一緒できて嬉しかったです」
「僕こそ嬉しかったです」
そう言ってキラキラな笑顔で微笑む先生はまさに天使だ。
…あの顔を見るまでは。
「奢っていただいちゃって…本当にいいんですか?」
「もちろんですよ。さぁ、授業が始まってしまいますよ」
「あっ!本当だ!じゃあ先生、ありがとうございました!」
そう言って足早に教室へ戻った。
教室に入ると
「ねぇねぇ!姫埼さん!!先生とどういう関係?!」
「あたし先生狙ってるんだからー!」
「まさか姫埼さんみたいな子が付き合ってるわけないよね?」
この子たち、違うクラスの子じゃん。ずっと私のこと待ってたの?
てか私みたいな子??むかつく…
「ちょっと!実紅になんてこと言うのよ!あんたたちみたいに香水臭くてケバい化粧してるブスより何百倍も可愛いわよ!」
蒼ちゃんが庇ってくれた。
「蒼ちゃん…。少なくともあなたたちよりはましかと思いますけど?」
「っ…!いこっ!」
蒼ちゃんと私がいい返したことにより
彼女たちはクラスへと帰って言った。
「ふぅ〜!お二人さんかっこいいねー!」
クラスの男子が言った。
「蒼ちゃんのおかげ。ありがとう」