Vrai Amour ~美桜の場合~
「・・・美桜・・・美桜・・・」

陸も同じなのか、必死にキスを繰り返し、その合間に私の名前を呼び続ける。

私は両手を陸の首に回してその身体を抱き寄せる。

すると陸の腕が私の太ももを持ち上げ、ゆっくりと私の中に入ってきた。

「・・・あ・・はぁ・・・」

ゆっくりと押し広げられて、私は思わず身を硬くこわばらせた。

「・・・美桜、大丈夫・・・だから・・っ・・・力、抜い、て・・・っ」

私はどうしていいかわからず、必死に呼吸を繰り返す。

「美桜っ」

呼吸を繰り返すしか出来なかった唇が深く深くふさがれる。

絡められた舌を絡め返すたびに吐息が漏れた。

その間にも陸がゆっくりと奥に向かってくる。

「・・・んんっ・・・」

ようやく陸が動きを止めたとき、私の目じりからは涙がこぼれてしまった。

「・・・ごめん、痛い?」

陸は唇でその涙を吸い取ってくれる。

私は小さく首を振った。

「・・・なんか、胸が・・・いっぱいになっちゃって・・・」

陸の腕の中にすっぽりと包み込まれている自分は、すごく小さくて・・・
< 47 / 48 >

この作品をシェア

pagetop