Vrai Amour ~美桜の場合~
抱きしめてくれるその腕にこれからも守られていくのだと思うと思わず胸がいっぱいになってしまう。

陸はつないだ指先にちゅっとかわいいキスをくれた。

「僕もだよ」

今度はそっと唇を重ねて、小さく微笑んだ。

「でも、こうして美桜を抱いてしまったら・・・もっと欲しくなった」

「もう、私は陸のものだよ」

私はそう言いながら、今日交換した結婚指輪に視線を向ける。

「うん、でも、もっと欲しい」

ゆっくりと動き出す陸を抱きしめるように、背中に腕をまわす。

「・・・陸・・・愛してる・・・」

私は陸に揺さぶられながら、うわごとのようにそう言い続けた。

吐息の間に漏れてしまったような声も、その息遣いも

優しい手も、その身体の重みも・・・

全部全部刻み込んで




私たちは力尽きていつの間にか眠りに落ちるまで

愛を交わし続けた。







もう二度と、離れないよ・・・・








そう心の中でつぶやきながら・・・・
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