しゃぼん玉

マナはホッとして眉を下げた。

「明日、ミズキちゃんにこの気持ち話してみる。

私、ミズキちゃんのこと突き放すようなこと言っちゃったし、許してもらえるかわかんないけど……」

高校時代から二人の仲を見てきたシュンは明るい口調で言った。

「ミズキとマナは、そんな簡単に壊れる関係じゃないだろ?

大丈夫。

ミズキなら、わかってくれるから。

今日は、たまたますれ違っちゃっただけだから」

「……そうだよね!

明日会ったら、ミズキちゃんと、ちゃんと話してみる」

マナは迷いのない晴れやかな瞳でシュンを見つめる。

シュンはマナの士気を高めるように、ギュッと抱擁(ほうよう)したのだった。

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